よしりん先生から、
『第6回ゴー宣道場』についての
重大発表でーす
あまりに忙しすぎて
次回『ゴー宣道場』のゲストの発表
をしてなかったですね。
道場開催は、9月12日(日曜)
招待する政治家は
自民党の 加藤紘一議員 です。
「なーーーーーーんだ。リベラルじゃないかよ」
自称・保守系の人々は
大嫌いかもしれませんね。
加藤氏は、
右翼から実家を焼かれるくらい嫌われていて、
わしも不倶戴天の敵だと思ってました。
ところが
イラク戦争に反対している点では同意、
市場原理主義・株主資本主義に
反対しているのも同意、
考えが全く違うというわけでもないわけです。
一水会の木村三浩氏が
どうしても加藤氏に会わせたいというので、
嫌々会ってみたのですが、
もちろん歴史認識では衝突
さっぱり折り合えないのだけれど、
パトリオティズムなきナショナリズムではない
ということはわかりました。
その後、宮中のお茶会で再会。
加藤氏はわしが招待されているのを知って、
相当驚いていました。
3回目に会ったのは今年1月14日、
『希望の国・日本』(飛鳥新社)の
対談においてです。
このときの
加藤氏の郷土・地域に対する思いや、
本来日本人が持っていた
自発的な公共心の話には
大いに心を動かされました。
その上、加藤氏は
わしの『天皇論』(小学館)を読んでいたようで、
すでに微妙に変化が感じられた。
71歳でまだ変化できるというのは
すごいことだとわしは思います。
少なくとも
今の紋切り型の化石となった
自称・保守の連中よりは、
確実に可能性のある頭脳です。
わし自身が、今現在が
自分の完成形ではないと思っていますし、
一生変わり続ける柔軟さを持っていようと
心掛けていますから、
他人の考えに影響されることを
むしろ期待しています。
加藤氏とはその後も2回くらい会ってますが、
今でも歴史認識の問題は
議論を少しずつ続けているような状態です。
わしが見たところ、
加藤氏は司馬史観か松本健一あたりまでは
許容範囲になってきたようです。
まあ、その辺までは
今の日本人にとっては一般的ではないでしょうか?
マスコミの話題は民主党の代表選一色で、
政局しか語っていません。
まさにそれが「世論」です。
我々があれこれ噂したところで
何か影響を与えられるものでもない。
『ゴー宣道場』は
「公論」の核を作り上げる場です。
日本は今後、
どのような道を進んでいくのが良いのか?
それを加藤紘一氏と語り合いたいと思います。
加藤氏は10分くらい挨拶をして、
その後はみなさんと議論したいと仰っています。
特に注目したいのは、
加藤氏が「地方分権」や「道州制」に
同意しておられないという点です。
皆さんは「地方分権」や「道州制」の意義を
本当に理解していますか?
わしは未だにわからないでいるのですが、
皆さんは腑に落ちているのですか?
なぜそのような議論が出てくるのか、
加藤氏に聞いてみてください。
そして加藤氏には「代案」があります。
これが重要なんです。
わしは加藤氏とは今後
何度でも話し合う機会を持つことができるでしょう。
他の講師陣や道場参加者のみなさんに、
今回は質疑応答の時間を譲りますよ。
特に参加者のみなさんは、
自分の地域の「現場」の問題を加藤氏にぶつけて、
話し合うのもいいと思います。
馬鹿な自称・保守連中は、
原口大臣を呼べば、
小林よしのりは民主党支持者だ、
原口に騙されたと言い、
加藤紘一議員を呼べば、
小林よしのりは老獪な政治家に騙された
と言い募ることでしょう。
馬鹿はどこまで行っても馬鹿なのです。
馬鹿という言葉は
「分断する言葉」かもしれませんが、
馬鹿は死ななきゃ治らないというのは
真理だろうなと思っています。
そもそも小林よしのりから毒を抜いたら、
小林よしのりではなくなるのです。
今回の議題は
「愛国心と郷土愛を結ぶもの」
です。
もちろん、
ナショナリズムを封印するものではありませんから、
何でも質問してください。
しかし
パトリオティズムなきナショナリズムが無意味なことも
自覚しておいてください。